カウンセリングの回数

なんとなくカウンセリングという言葉って、回数イメージがつきにくいですよね。

カウンセリングを受けることは、現在の診療報酬では自費になってしまいます。

ということは、だいたいどれくらいの回数(=経済的コスト)がかかるかも知りたいというお声をいただきました。

概ねのパターンとしては、だいたい以下の通りです。

 

 


初回で終了するパターン

初回1回目で終えられる方もいらっしゃいます。

これは、困っていることと、それに対してどうなればいいかが明確に見えている場合は1回で終了することになります。

途中のプロセスがわからないだけ、という場合になりますかね。

そしてそのプロセスが比較的実践しやすいもの、という条件になります。

初回80分のうち60分は状態やお気持ちなどを十分に聴かせていただき、20分くらいで解決できるような方法や知識、ノウハウなどをディスカッションして終わりになります。

その場合でも十分な効果が見込めます。

カウンセリング、というよりコンサルテーションと言った方がいいでしょう。

ご自身の問題の時もありますし、ご家族、ご友人の困り事、という時もあります。

困った時に再度、予約を取っていただく、という形で終了いたします。

当オフィスにいらしている方の、10%位の方がここに該当します。

 

 


②~数回(2,3回のイメージ)で終了するパターン

初回だけでなく、数回のフォローアップを必要とする場合です。

初回で話し合われたことをしてみて、その後どうなったか、といった形になることが多いです。

試行錯誤を数回一緒にやってみるイメージですね。

その試行錯誤方法は、もちろん人によって異なりますが、そこに臨床心理学や精神科的知見を使いながら専門的に行うということになります。

この場合は、困っていることに関して一定の解決が見込まれた時点で終了、また任意の時に予約を取っていただく形になります。

当オフィスにいらしている方の、20%位の方がここに該当します。

 

 


③~10回前後で終了するパターン

毎週カウンセリングをしたとして概ね3か月1季節、隔週でカウンセリングをしたとして概ね半年くらいの場合です。

困ったことや相談事に対して、ご自身の問題が大きい場合や、すぐに環境が変わらない場合など、上記に比べて問題解決に対して時間、ご自身の労力、コストが必要な場合です。

人によっては「え~そんなにかかるの~」と思われるかもしれませんが、必要な時間や労力、コストと考えていただけると幸いです。

そもそも当オフィスのカウンセリングにいらっしゃる方は、何らかの困ったことに対して長年耐えていたり、色々改善策を模索したけれどもうまくいかなかった、そんな方が多いのが現状です。

解決や改善に必要な時間や労力、コストが多いということは、それだけ問題が大変になっている、とも言えます。

この10回前後が多いのか少ないのかは主観的な判断になってしまいますが、結果的にこれくらいの回数になってしまうことが多いかもしれません。

当オフィスにいらしている方の50%位の方がここに該当します。

 

 


④~数年(1~2年が多い)かかるパターン

上記よりもさらに問題が深刻な場合です。

症状が重かったり、心理療法としてどうしても必要であったりする場合です。

積極的に数年かかる、というよりも、数年かからないと変わらない、と言った方が正確でしょう。

コストが大きくかかってしまいますが、私の体験上ではありますが、数年かかる方はそもそもカウンセリングでないと変わらない方が殆どです。

そしてちゃんとやらないと、問題の解決が先送りになってしまい、貴重な人生の時間をロスしてしまうことがしばしばあります。

経済的なことを理由にあまり好まれないパターンですが、必要時にはお伝えをさせていただきます。

当オフィスにいらしている方の15%位の方がここに該当します。

 

 


番外編 中断

あまり公表している他社さんがいらっしゃらないのですが、当オフィスは正直に書いてしまいます。

当オフィスでも次回のご予約時にいらっしゃられなくなる方もいらっしゃいます。

カウンセリングにご満足いただけなかったと考えるべきなのでしょう。

そこは真摯に反省をさせていただきます。

当オフィスにいらしている方の5%位の方がここに該当します。

途中での中断率5%が高いか低いかは…他社さんのデータが公表されていないのでわかりかねますが・・・

 

 


以上、カウンセリングを選択肢に入れる参考にされてください。