カウンセリングの一般的な流れは下記の通りです。
ですが、あくまで「一般的な話」です。
カウンセリングの進み具合には個別性や多少の差、重さ等が関係しますので、あくまで参考程度にお考えください。
まずは、どういったことが問題となるのかを十分に聞かせていただきます。
この面接のみ必ず80分の時間設定で行います。
人によっては「話してすっきりした」という方、あるいは心理学的な指導や助言で改善が見込まれ、なおかつ今後心理的にそう大きな問題が生じないと考えられる方はこの面接だけで終了となります。
また、コンサルテーションやセカンドオピニオンを希望の方も、基本的にはこの面接で終了となります。
この面接だけで終わらない方は次の面接へ進みます。
初回面接で現状について聞かせていただきましたが、初回だけでは不十分な方、問題の所在がまだわからない方はアセスメント面接と呼ばれる面接を行います。
面接担当者からも多く質問をさせていただき、問題が本質的にどこにあるのか?を見極めさせていただく面接です。
人によっては心理検査を行わせていただくこともあります。
この面接は1~2回程度(心理検査を併せて行う場合はプラスその検査)行われ、面接結果と今後の方針については面接終了前にお伝えする形になります。
今後の臨床心理学的な治療が必要と考えられる方はここで提案を行います。
治療の方法、内容、目安となる期間、頻度なども併せてご提案及びご説明を行います。
上記アセスメント面接の結果及び治療方針にご同意いただけた方は、定期的な面接を行います。
面接の技法や進め方は個別に異なります(参考程度に下記にも載せておきますので、ご参照ください)。
①面接前期(~半年以内程度)
主にアセスメント面接の結果や、定期面接の中で現れてくる事柄について面接が進められます。
この時期にはまだ十分な治療効果が出づらく、すぐに改善しないことの方が多いです。
②面接中期(~1年程度だが、人によりけり)
上記の事柄がさらに「深まって」くる時期です。
この時期を何とか乗り越えていくことができれば、治療の効果が見込まれ、少しづつ変化をしていく時期になります。
ここの長さは人によりけりで、短い方は数か月、長い方は数年かかることもあります。
③面接後期(数か月程度)
概ね面接が終了し、これまでのことやこれからのことを主体に話していく面接です。
徐々に面接間隔を開けていくこともあります。
面接を終了するためのセッションとも言えます。