前からお問い合わせはありましたが、最近(2019年6月)非常にお問い合わせが増えており、改めてページを作りました。
夫婦カウンセリング・カップルカウンセリングとは、お二人の間に何かしらのうまくいかなさがあり、それを解決するために二人で受けるカウンセリングのことです。
当オフィスでの夫婦・カップルカウンセリングは、前提条件として関係改善を望む場合のみお受けしております。
逆に、相手が悪いことを証明(代弁)して欲しい、慰謝料についての相談に乗って欲しいなどについてはお受けしておりませんし、その場合、多分法律家に頼った方がよいと思います。
また、精神論的・倫理的なことを聞きたいというのであれば、臨床心理士よりも「夫婦・カップルカウンセリング専門」を謳っているところに行かれた方が良いと思います。
夫婦・カップルカウンセリングをしていくと、お二人のスタンスとしては、基本的には仲良くやっていきたいのにも関わらず、なぜかうまくいかないということがよくあります。
それがお二人の極端な価値観などの場合、カウンセリングというよりは妥協点を見出す方になってしまいますが…(その場合、率直に申し上げます)
実は「うまくいかなさ」の背景に、当オフィスの専門である精神科的・メンタル的背景が隠れている場合が多々あるのです。
つまり、実はどちらか(もしくは両方)が診断がつく程問題があるわけではないが、何らかの精神科的・メンタル的な問題を抱えている場合があるのです。
具体的に述べると…
「今までの生活上ギリギリ問題にはならなかったけど、実は発達障害のグレーゾーン」
「表面上何とかなっていたけど、実は境界性パーソナリティ障害の症状が軽い状態」
「情緒の上がり下がりはあるとは思っていたけど、実は軽度の双極性障害」
などの精神科的背景や、
「すごくハードルが高いとは思っていたけど、実は『かくあるべき理想の姿』が強すぎる(認知の歪みが強すぎる)」
「子どもが産まれてから変だと思っていたが、実はいわゆる“毒親”に育てられていて、まだ葛藤から抜け出せていない」
などのメンタル的背景があるといった状況です。
このような背景がある場合、どんなに頑張ってもうまくいかないことの方が多々あります。
なぜなら、上記のような問題をお二人は「ない」と認識をしているからです。
「ない」ところから夫婦・カップル間のうまくいかなさが生じていますので、毎回同じようなケンカなどになってしまうことになります。
ここに、当オフィスの夫婦・カップルカウンセリングというのは意味を持ってきます。
つまり、第三者的な視点と、心理・精神科的視点を入れることによって、今までのうまくいかなさの実体が見えてくる可能性があります。
実体が見えてくれば、例えば対処法程度で今までの悪循環を抜け出せる可能性もありますし、どちらか(もしくは両方)がカウンセリングを受けることによって改善することも見えてきます。
これが当オフィスでご提供できる夫婦・カップルカウンセリングになります。
ただ、最大限にこの効果を出すためには、面接方法を柔軟にする必要がある時があります。
お二人ともカウンセリングに前向きの時は、いきなりお二人同席にて行ってもいいでしょう。
一方で、どちらかに問題意識はあるけれども、もう一人はあまり改善の意思がない場合などは、むしろお一人で最初に来て頂き、その後お二人同席を想定した方がいいこともあります。
場合によっては、お一人ずつ時間を頂いた上で、3回目に同席にした方が良いこともあります。
必要に応じて心理検査をお勧めする時もあります。
この辺りの選択に関しては、お問い合わせにて実際のところを聞かせていただきつつ、ご相談の上ということになります。
上記理由につき、どうしても面接時間は長くなってしまいます。
(一つの事に対するお互いの想いを聞くためです)
そのため、料金も少し高めにはなってしまいます(基本的には1500円/10分計算ではあります)ので、予めご承知おきください。
料金表に「ASK」と書いているのはそういう理由からです。
どうにもお二人の関係がうまくいかないという方、第三者を入れてみるという視点もぜひ検討してみてください。
もちろん、守秘義務は絶対ですので、安心してお問い合わせください。