認知行動療法とは、技法としては一番わかりやすいものです。
標準的には全16回(うつの認知行動療法の場)で、明確にセッション毎に行う内容が決まっています。(多少は前後することもありますが)
ホームワークも使用しながら、進捗やテーマに応じて進めていく、そういった形になります。
技法として効きやすい、対象となるの方は、主に「うつ」と呼ばれる方に非常に効果を大きく発揮します。
例えば同じ映画を見ているのに「面白かった」という人もいれば「つまらなかった」という人もいます。
この違いはまさに「認知」(物事を心でどうとらえるか?)の違いに他なりません。
(なお、認知症の「認知」は記憶力や認識力、計算力の方を指しています)
パッケージングされているものになりますので、わかりやすいと言えます。
デメリットとしては、パッケージング外のものを取り上げにくい時もあります。
経験上、非常にまじめな方に特に効果が高いといえます。
一方で、「効果が科学的に認められている」という大義名分があるせいか、猫も杓子も認知行動療法という風潮があります。
最近はそれではダメだという意見も出てきてはいますが、使う人の問題ではないかとも思います。
当オフィスでは、必要な人にご提案をさせていただいております。