挨拶

2017年1月挨拶

昨年オフィス開設以来、非常に多くの方と面接をしてまいりました。

おかげさまでHP以外大して広報もしていない当オフィスに多くの方がいらしていただき、また何らかの問題に対して何らかの解決を一緒に探すことができました。

また、口コミ?と言えばいいのでしょうか?

いらした方のご友人→ご友人のご紹介といった形でも多くいらしていただき、有り難く思っております。

今年は当オフィスもまた事業の拡大を計ってまいります。

より多くの方に、ちゃんとした、普通のカウンセリングを、継続可能な金額で行うことにより、地域のメンタルヘルスへ貢献していくことこそが当オフィスのミッションです。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

2016年1月挨拶

はじめまして。

臨床心理士の蒔苗桂(まかなえけい)と申します。

この度、皆様の心理的な問題やお悩みに対して、臨床心理士資格を有する担当者が、高品質のカウンセリングをなるべく安くご提供できるオフィスを目指して、この度開業する運びとなりました。

カウンセリングを始めてから早10年以上が経ちました。

私自身は主に不登校、引きこもりの方へ関わりとから臨床を始め、その後長く精神科医療に携わってきました。

その中で感じることは、薬だけでは人は治らないということです。

薬を飲んで治るのであれば、今数百万人と言われている精神疾患患者様はほとんど治っているはずです。

それは、医療だけでなく、心理的なアプローチが必要という裏付けではないでしょうか?

 

長年薬を飲んで治らない方こそ、ぜひいらしてください。

あなたが変わる時まで、共に歩んでいきましょう。

真剣にあなたと向き合っていきます。

 

【今までの経験】

不登校・引きこもりの青少年への関わりから心理臨床を始める。

スクールカウンセラーも一時期行うが、医療分野への興味から病院での臨床心理士を目指し転職。

病院では、個別のカウンセリング、心理検査、集団精神療法を数多く行う。

多くの症例を見てきているが、一部の統合失調症、境界性人格障害、うつ/躁うつ、摂食障害などの、「心」の問題のウェイトが重い方を多く見てきている。

得意な分野は主に成人(18歳~)の心理療法。

医療でできる心理的アプローチに限界を感じ、独立・開業、現在に至る。

 


オフィスの理念

1.必要な人にしっかりとしたカウンセリングを

私が当オフィスを設立した最大の理由は、本来カウンセリングが必要だけれどもカウンセリングを受けていない方へ、良質な心理的なサービスを提供したい、少しでもいい方向へ一緒に歩んでいきたい、そんな想いからです。

 

世の中には長年精神科や心療内科へ受診しているにも関わらず、一定以上の改善が見られない方が多くいらっしゃいます。

しかし、多くの心理的アプローチ(カウンセリング、ほか)が必要な方がいるにも関わらず、現在の日本ではカウンセリングを受けるということが文化として根付いていません。

ご本人も、ご家族も、周囲の方も、長年苦しんでいるのにも関わらず、治療の選択肢としてのカウンセリングが出てきていないのが現状です。

 

本当に必要な方へ、良質なカウンセリングを、継続しやすい値段でお届けしたい、その想いから当オフィスは開設する運びとなりました。

 

2.何よりも、向き合う、理解する

当オフィスの最大の特徴は、おひとりおひとりの心と、真剣に向き合うこと、これにつきます。

 

病院も経営で成り立っています。

一人でも多くの患者様を、短時間で診ていくことが多いのが精神科病院です。

聞かれる内容はいつも概ね一緒ではありませんか?

(寝れましたか? 幻聴やうつなどはどうですか? 食欲はどうですか?)

症状を抑えるためにはそれもいいでしょう。

 

しかし、苦しんでいるのが心である場合、それでは何も変わりません。

自分でも何でこんなに苦しいのか、どうしてこうなったのか、わからないことが多々ありませんか?

その苦しみを変えていけるのは、じっくりと「話す」ことでしか達成されません。

 

当オフィスでは、心の在り方を最優先事項として、真剣に面接を進めていきます。

 

3.優しさの形

当オフィスでは、あなたをすべて受け止めることが優しさだとは考えていません。

もちろん、お話を十分に聞かせていただきます。

ですが、「うまくいかない」と思っているのを治療上そのまま受け止めてしまうと、変わらなくなってしまうからです。

ただ、厳しい言葉を掛けるというわけでもありません。

あくまで、治療として「理解」し、だからこそ変われるチャンスを探るのです。

「カウンセラーのくせに優しくない」と言われたことがあります。

でも、相手の都合のいいように受け止めるのは治療ではないと考えます。

 

本当に治療を進めていくために、必要なことをちゃんとやる。

私自身はそっちの方がよっぽど優しいのではないかなぁ?と思っています。

 

4.大きく悪化をする前に、再発を防ぐために

医療機関にいると、「どうしてもっと早く受診しなかったのだろう?」と思うことがしばしばあります。

日本の文化では、まだまだ心理的な問題というのは「隠す」傾向が強いと感じます。

心の問題というのは、確かに時間が経つとともにある程度改善することも見込まれます。

しかし、自分ひとりでは、心理的な問題を改善できないことも多くあります。

 

そのような時には、逆に家族でないからこその支援が必要な時が多くあります。

そしてその支援は、できるのであれば早期の方がよいことが多いです。 

風邪と同じく、早期に心理的にもケアすることが早めの回復となります。

 

ただ、風邪と違うのが、心の問題は一時改善したとしても、その後しばらくは何らかの支援をすると予後が劇的に改善することがしばしばあります。

(フォローアップ面接と言います)

 

悪化させないためにも、再発を防ぐためにも、しっかりと面接をしましょう。