カウンセリングとは

カウンセリングは日本にまだ馴染みがあまりありません。

まずは、当オフィスで言うカウンセリングというもの、受けるとどうなることが期待されるのかをご説明いたします。

 

「カウンセリング」という言葉は世の中に氾濫していますが、当オフィスの言うカウンセリングとは、主に面接での言葉を媒介として、それぞれの抱える心の問題へアプローチを行い、問題の改善を目指すことです。 

 

多くの「不安」や「うつ」と呼ばれるものは、誰にでも生じうるものです。

受験や就職活動の時の「不安」や、親しい者との別れなどによる「うつ」「喪失感」は、感じるほうがむしろ健全でしょう。

 

しかし、自分でもわからない「不安」や「うつ」と呼ばれるものは、自身の心の中にある何らかの体験、想い、受け止めきれない感情などが影響をしていることが往々にしてよくあります。

そして、それらの体験、想い、感情などは、ダイレクトに感じてしまうと心のバランスが崩れてしまいかねないくらい大きなもの(つらいもの)ですので、いつの間にか自分の記憶か思考から除外(なかったことに)されてしまっている時があります。

そうなると、「不安」などを漠然と感じてはいる、何かの行動をし続けているのに、何でそうなっているのかがわからなくなってしまうのです。

 

当オフィスのカウンセリングとは、そういった心理的な原因や在り方を共に考え、向き合い、その改善を目指すものです。

時に長い時間がかかってしまう時もありますが、この作業なしには次に進めないかたも大勢いらっしゃるのもまた事実です。

しっかりとした面接を続けることによって、いつの間にかわからなくなっていた「不安」の全容が見えてきて、結果として症状の軽減や消失、人間的な変化を治療効果として見込むことができます。