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カップル(夫婦)カウンセリング|心理的理解、治療法と解決法

夫婦の危機

会社でメンタルヘルス良く働くためには、家での過ごし方は重要になります。

例えば独身の方は、より良い自分の過ごし方をすることで仕事も頑張ろうと思える可能性があります。

既婚の方やお子さんがいらっしゃる方は、帰宅後やお休みの日に家庭でどう過ごせるかによってもまた会社でのパフォーマンスが変わってくるものです。

 

最近多いのが、結婚時には良好な関係だったのが、結婚後や出産後にパートナーとうまく関係を作っていくことができない、といった悩みで当オフィスに来室されるパターンです。

最近多い、というと誤解かもしれません。

おそらく昔も一定数はそうだったのでしょうが、「恥」とか「誰にもいえない」といった事情によりあまり表面化しなかっただけなのかもしれません。

 

とはいえ、カウンセリングはこういった問題には大変有効です。

単純に、話が漏れない(=安心して話せる)こともあり、自身の気持ちをまずは出し、今後について考えるだけの心の状態を取り戻すことを初期段階としては目指します。

 

基本的には「なんとか関係を修復したい」のであれば夫婦で来室していただくことをお勧めいたしますが、場合によっては(DVなど)お一人でのご相談の方が有効なときもあります。

夫婦カウンセリング(お二人で同時同室で行うカウンセリング)が適用できるのは、あくまでお二人が「修復」を前提とされている場合です。

 

一応勘違いされている方が多いので明記をしておきますが、「夫婦カウンセリング=夫婦が再び仲良くなることの確約」ではありません。

お互いがお互いを改めて理解をし、悪口は批判ばかりしてしまいがちなその奥に何を伝えたいのか、今後お二人はどうしていきたいのか、それを確認していくことがまずは必要になります。

その上で、仲良くなれるかどうかは、もはやお二人の問題ですので、そこまでカウンセリングとしての責任を持つことはできません。

 

ついでにですが、夫婦いずれかお一人で希望される場合、それは夫婦カウンセリングではなく、通常のカウンセリングとしてお話を伺うことになります。

 

いずれにせよ、お薬を飲んで不安は改善するかもしれませんが、夫婦仲自体は改善しません。

こういったケースこそ、カウンセリングという形で解決を図っていく典型例といえるでしょう。